祝! 北海道新幹線開業! 函館週末旅 2/3 2日目

1.函館の朝は……やっぱり朝市

Dscn8006_2
 朝、特に目覚ましをセットしていなかったのに、5時過ぎに目覚めます。函館名物、朝市が私を呼んでいる! 朝市では、ホームページで「良いものをできるだけ安く」と謳っている「駅二市場」を訪れます。

Dscn8009_2

Img_4027_2
 駅二市場の一番の目玉が「活いか釣堀」。自分で釣り上げたイカを、脇にいる板さんが素早くさばいて刺身にしてくれます。時価で1匹500円~1,700円程度で、今日は600円。釣れ立てのイカは、皿が透ける透明な身で、頂くと甘くとろけて口に吸い付いてきます。イカはスルリと喉を通った後、喉の奥に甘い確かな余韻を残します。本物のイカを頂いた、という満足感に浸ります。

Img_4029_2

Dscn8015_2 
 駅二市場の2階は、食堂になっています。頂いた五目丼は、エビ、カニ、イクラ等10種もの具が入って、何と500円。ここでは、カニ丼、イクラ丼、ジンギスカン丼等7種類の丼を「500円丼」として用意しています。驚くべきコストパフォーマンスを物語るかのように、お店は朝7時の時点でほぼ満席です。駅二市場は、活いか釣堀といい食堂といい、函館朝市の中でも良心的な一角です。

2.天然温泉で朝風呂

 北海道は温泉の宝庫です。そして函館にも、銭湯感覚で気軽に入浴できる温泉がいくつもあります。その一つが、市電の終点から近い所にある「谷地頭温泉」。朝6時から営業しているので、朝市へ行った足で寄ってみます。

Img_4043_4

Img_4078_5 
 お湯は塩分と鉄分を多く含む茶褐色で、体の芯から温まります。五稜郭型の露天風呂(写真は新聞のものを撮影)をはじめ、高、中、低3つの温度に分かれた広く天井の高い内風呂があって、好みの熱さで入浴できます。食堂や畳敷きの休憩スペースもあって、地元の方の憩いの場といった雰囲気です。入浴後、ポカポカした感覚が清涼感に変わり、体の中から力がみなぎってきます。よく効く温泉です。

3.函館ハイカラ巡り② ~赤レンガ倉庫群

 2日目は、元町と並ぶ函館のハイカラスポット、ベイエリアの赤レンガ倉庫群を訪ねます。途中、可愛らしい路面電車がやってくるのが見えます。

Dscn8027

Dscn8066
 この路面電車、「箱館ハイカラ號」という、明治期の路面電車を復元した車両です。思わぬ「動くハイカラ」の登場に、少し乗ってみることにします。木製の車体にえんじ色の座席、籐製の吊り革はレトロ感満点。車掌さんがお客さん一人一人に行き先を尋ねて切符を発行する接客も、温かみがあります。鉄道初期の車両で、今の車両とは基本的な造りが違うので、独特の揺れ方をします。そこからもハイカラを感じることができます。

Dscn8052

Dscn8054
 寄り道から戻って、再び赤レンガ倉庫群を目指します。海沿いにレンガの朱色の倉庫が並び、コントラストが美しいです。一歩中に入ると、薄暗い中にレンガの内壁と屋根裏の木組みがシャンデリアの灯りに浮かび上がるシックな空間。オルゴールやステンドグラス等を扱う雰囲気の良いお店が並び、ハイカラ気分を一層盛り上げます。

「プティ・メルヴィーユ」でティータイム

Img_4074

Img_4076

 赤レンガ倉庫群のお店を散策していると、あるお店で、お姉さんが「ご試食いかがですか」とチーズケーキを差し出してきます。頂いてみると……、チーズの濃厚さと甘さが、口の中で心地よく溶けていく! このチーズケーキ、「プティ・メルヴィーユ」というお店の「函館メルチーズ」という商品で、モンドセレクションで最高金賞を連続受賞し、また最近のJR北海道の車内誌で特集が組まれるなど、話題になっている一品。要冷蔵品だけど、今日いっぱいは持ち歩いても大丈夫とのことなので、購入決定。このお店、カフェ席も備えているので、お茶していくことにします。

Dscn8059_2

Img_4053_2
 レンガに囲まれ、照度を落とした空間はムード満点です。頂いたいちごケーキは、クリームも生地もきめ細かく、淡雪のように溶けていく食感。「函館メルチーズ」を作ったお店のケーキなんだな、としみじみ感じます。クリームの透明感ある脂肪味も北海道らしい一品です。

 元町の洋風建築群と並ぶ函館の美観、赤レンガ倉庫群をじっくりと味わいました。次は、函館の自然の美を楽しみに行きます。

4.大沼公園 ~新日本三景と呼ばれる美景 

Dscn8130
 函館から北へ25キロほどの所にある大沼公園は、激しい火山活動の跡が生々しい駒ヶ岳をバックに、多島美を見せる大沼の景観が調和して、新日本三景の一つに数えられています。この大沼公園を楽しむには、小島を次々に橋で渡る遊歩道、島の間を縫う観光船、体験カヌーなど、様々な選択肢が用意されています。それらの中で選んだのが、大沼一周サイクリング。一周15キロ、所々立ち止まりながらで2時間くらいの気軽なサイクリングコースです。
 レンタサイクル店で自転車を借り、さあ出発……の前に、

Img_4059_2
 大沼公園名物、「沼の家」の大沼だんご!

 黒ゴマ+しょうゆ(写真)と、こし餡+しょうゆの2種類があって、少量生産の黒ゴマ+しょうゆは、ここ大沼公園のみの限定販売です。濃厚な甘さの黒ゴマと、サッパリしたしょうゆは、交互に頂くとそれぞれの味を高め合います。柔らかい餅も特筆ものです。名物と呼ばれるに足る味です。

Dscn8078

Dscn8087 
  名物を頂き、気分もよくなったところで、出発。道はすぐに深い森の中へ続きます。北海道は、少し分け入ったら道路以外の人工物がほとんどなくなるあたりに、自然が豊かなことを感じます。木立の間からは、何種類もの野鳥の声がシャワーのように降り注ぎます。

Dscn8092

Dscn8110
 大沼は、開放的な眺めから幽すいな入り江まで、走るほどに刻々と表情を変えて楽しませてくれます。

Img_4060

Img_4061
 また、ここ大沼公園は、作詞作曲家の新井満さんが、名曲「千の風になって」を誕生させた地でもあります。遊歩道を少し小島に渡ったところに、モニュメントがあります。

 大沼公園は他にも楽しみ方が多彩で、湖畔にログハウスのレストランやカフェが何軒も立ってますし、ちょっと脇に入れば温泉もあるらしいです。もっと時間を取って、ゆっくり滞在してもよかったなぁ、と。

5.北海道新幹線 初乗車

Dscn8148

Dscn8149
 いよいよ、北海道新幹線に乗車します。北海道新幹線の新駅「新函館北斗」は、将来の札幌への延長を見据えて、函館市街よりも大沼公園のほうが近い位置に造られています。函館や大沼公園からやってくる在来線と北海道新幹線は、本当に乗り換え改札1つ隔てて一体になっていて、これまでの新幹線になく身近な感じです。

Dscn8161

Dscn8165
 ほどなく、精悍なデザインの北海道新幹線が入線。車内は普通車でも座席の背もたれが高く、枕も付いていて、包み込むような座り心地で快適です。お客さんは4割位の乗車率で、添乗員さんの旗に率いられた団体さんも何組か。観光客が多いようで、車内のキャリーカート率は相当高め。飛行機と違って、手荷物が多くてもそれほど手数がかからないのが、新幹線の魅力の一つです。

 北海道新幹線は、青函トンネルを貨物と共用していることもあって、現状では最高速を控えての運転になっています。今後の一層のスピードアップに期待したいです。その分、青函トンネルを25分かけてじっくりと通過してくれたり、貨物と別れた次の瞬間に猛然とした加速を見せてくれたりと、開業直後の今だけの楽しみもあります。

Img_4070

Img_4072 
 ここで、新函館北斗の駅弁「北の駅弁屋さん」を頂きます。ウニ、カニ、イクラ、ホタテ、つぶ貝等、函館の海の幸を一堂に集めています。味付けは素材を生かすためか、それぞれ最小限。折にはすべて下に北海道産米を詰めてあるので、見た目以上にボリュームがあります。大沼公園で買った「大沼ビール」も一緒に。ケルシュは爽やかな飲み口の後に麦の旨味がひ広がり、アルトはカラメル麦芽を使用したやや濃いめで少し粘りを感じる飲み口です。

 東北新幹線区間に入り、国内最速の時速320㎞/hで快走します。窓の外には東北の地名が早回しのように次々に流れていきます。新函館北斗から4時間余りで、終点、東京に到着。4時間という割には短く感じました。
 関西人の私は、さらに東海道新幹線に乗り換えたのですが、その日のうちに帰宅することができました。新幹線さまさまですね。北海道新幹線が開業して、ますます便利になりました。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック