惜別 2014年3月 ① さよなら 交通科学博物館

Dscn1222  私、孔明の自宅の近くにある鉄道マニアの殿堂「交通科学博物館」が、2014年4月6日をもって52年の歴史に幕を下ろすこととなりましたので、先日(3月23日(日))に名残を惜しみつつ訪れてきました。

Dscn1221  私、孔明、朝10時の開館と同時に飛び込んだのですが、その時点で長蛇の入場待ちの行列が…… まるで同人誌即売会の大手サークルさんのような「最後尾札」まで登場しました。実はこの入場待ちの列をショートカットする方法がありまして、ICOCA、SUICAなどのJR系のICカードを持っていると、優先的に入場させてくれるのです。(なおPiTaPaなどの私鉄系ICカードでは優先入場ができないようです)

 館内には私、孔明と同業者の、多くの「鉄」の方が訪れていましたが、それ以上に家族連れや保育園の園児の団体の方も多く、館内はそんなに鉄々しい雰囲気ではありませんでした。なので、閉館を機に一度は訪れておきたいという方にもお勧めできます。

 この閉館間際となった交通科学博物館、限定イベントや限定グッズを中心にレポートさせて頂きます。

1.保存車両大公開
 交通科学博物館の閉館にあたって、週末に普段公開していない車両の車内を特別に公開しています。3月23日には、日本初の長距離電車の80系と、日本初のディーゼル特急キハ81形を公開していました。
 まずは1950年製の80系の車内を見学しました。

Dscn1262

Dscn1239
 し、渋い……床はウグイス張り、座席も窓枠も木製、網棚も内装に調和する茶色に仕上げています。照明が電球色のオレンジというのも、レトロ感覚をかきたててくれます。私、孔明、かつての汽車旅にしばし思いをはせていました。

 次に、キハ81形の車内も見学します。

 

Dscn1260

Dscn1229_2
 

 独特の先頭形状から「ブルドッグ」の愛称で親しまれた先頭を眺めてから車内へ。車内は80系電車より10年後に造られただけあって、現在の電車にも通じるような洗練した雰囲気になっています。天井には当時珍しかったクーラーも装備していて、汽車旅が歴史を経るごとに快適なものになって行ったことを、これらの車両公開から感じることができました。

 「保存車両大公開」は、3月29日(土)には戦前の一等寝台車、3月30日には23日と同じ80系とキハ81形を公開する予定になっていますので、皆様もどうぞ。

2.模型運転パノラマ室

Dscn1244

Dscn1246
 館内の一番奥のの模型運転パノラマ室では、大スケールのジオラマの中を、鉄道模型が走るシーンを公開しています。公式ホームページでは1日5回程度となっていますが、閉館間際で多くの方が訪れているということもあって、予定外の時間にも臨時運転をしていました。本物そっくりの鉄道模型が走る姿もさることながら、何度見ても、夕方→夜景→曙と移り変わる光の演出が素敵なのです。

3.第2展示場
 

Dscn1265  メインの第1展示場の一番奥、茶色い電気機関車の奥に歩道橋があって、そこを渡ると第2展示場へ行くことができます。第2展示場では、ディーゼル機関車3台の展示と、標識や信号機、ポイントの解説がされています。この第2展示場、歩道橋の入り口か分かりにくいためか、較的空いていましたので、大賑わいの第1展示場で人混みに疲れた、というときに休憩がてら訪れるのもいいのではないでしょうか。

4.限定お弁当販売

Dscn1241

Dscn1272
 食堂車の車内と北休憩室では、神戸の駅弁屋さん「淡路屋」がお弁当の販売を行っています。「神戸食館」「ひっぱりだこ飯」などのおなじみのものから、ここ交通博物館でしか買えないお弁当まで各種取り揃えています。私、孔明、童心に帰って、新幹線型容器のかわいらしいお弁当(800円)を購入しました。内容は、おにぎり、ハンバーグ、スパゲティ、グラタン、タコさんウィンナー等、お子様ランチの王道を押さえながらも、おにぎりは1個1個丁寧にラップでくるんであり、ハンバーグの中にはとろけるチーズが入っていて、グラタンは冷めてもおいしいように濃いめの味付けにしてあるなど、老舗駅弁屋さんらしい気配りが随所に光っていました。

5.限定グッズ販売

Dscn1267

Dscn1261
 今、交通科学博物館では、閉館間際ということで、様々な限定グッズを販売しています。販売スペースは普段の館内のミュージアムショップではなく、屋外の南休憩室の前あたりにテントを建てて十分な場所を確保しています。3月23日午前11時現在のグッズは写真の通りです。もうすでに完売したものもあるようですね。

 私、孔明は、記念メダル(650円)と、DVD(1,050円)を購入しました。入れてくれる袋も、閉館間際の限定モノでした。

Dscn1274 ※DVDを早速視聴してみました。
 DVDの内容は47分で、長すぎず短すぎずちょうど良い時間。最後の章を除いて、交通科学博物館の展示物を広く浅く紹介しています。で、最後の章がなかなかマニアックでして、「音」にこだわり、SL義経号の鐘の音、タブレット閉塞器の信号音、初代新幹線の座席を回転させる音、木造車両のドアや窓を開閉する音などが収録されています。
 交通科学博物館の雰囲気を手元に取っておきたい方や、音にこだわる、いわゆる「音鉄」の方にとってはいいのではないでしょうか。

Dscn1269  すべての展示物を見学して、いよいよ交通科学博物館と最後のお別れです。ここ交通科学博物館は、鉄道マニアの私、孔明が幼少期から幾度となく通った思い出の場所。壁一面に貼られた寄せ書きを見て、いよいよ最後だと思うと、目頭が熱くなってくるものがありました。今まで本当にありがとう、交通科学博物館!

P.S.今から科学博物館へ行かれる方へ
 
閉館が迫った交通科学博物館ですが、閉館まであと2回週末が残されています。そこで、今から行かれる方へのアドバイスを……
・交通博物館は朝10時の開館時点で大行列で、その後も来館者は増え続け、11時ごろには運転シミュレーターなどの体験型アトラクションは長蛇の列となっていました。行かれる方は、できるだけ朝10時の開館と同時に入られた方がいいかと思います。
・閉館間際で、交通博物館側もスタッフさんを急きょ増員して対応にあたっていますが、臨時で集められたスタッフさんの中には正直知識面がちょっと……という方も(せめて閉館限定イベントの案内ぐらいは、と思ったのですが)。青い上着を着てらっしゃるスタッフさんは増員前からの正規のスタッフさんらしいですので、何かわからないことがあったら、青い上着を着ているスタッフさんを探すのがいいかと思います。






この記事へのコメント


この記事へのトラックバック